いつもと同じ鍵を使っているのになぜか鍵が抜けないのであれば、この記事に書いている対処法を試してみてください。
この記事では鍵を抜くために試してほしい4つの方法を解説しています。
ではさっそくですが、どうぞ。
鍵が抜けないときにする4つの対処法
今はなんで鍵が抜けないかの原因が分からないので、一つ一つ上から順番に試してください。
すでに抜けない原因がわかっているのであれば、その原因に対して対処をしてください。
鍵穴についているゴミや異物を取り除く
鍵穴と鍵の間にゴミが挟まっていて鍵が抜けない状態かも知れません。
なので鍵が刺さっているその状態でいいので、エアダスターか掃除機を使ってゴミを取り除きます。
(エアダスターは、パソコンのキーボードを掃除するときなどに使う空気がでるやつ)
エアダスターも掃除機も無ければ、空気入れでもいいです。
スグにどれも用意ができなかったり手元に何もなかったとしても、とにかく、どんなモノを使ってでもいいので鍵穴についているゴミを取り除くことが出来ればOKです。
※ただし、どんなモノでもいいと言っても爪楊枝や木の枝など途中で折れそうなものは使ってはダメです。
原因となるゴミを取り除くことが出来れば鍵は抜けるはずです。
小刻みに鍵を動かしながら引っ張る
鍵の内部で鍵とピンがうまいこと噛み合ってなくて鍵が抜けない可能性があります。
超原始的な方法ですが、鍵を軽く握ってまずは軽く左右に回してください。
そのあと、上下左右と小刻みに鍵を震わせながら鍵を引っ張り出します。
たまに左右に回すのもいれつつ、手に伝わる感覚に全神経を集中させながら何度もガチャガチャと引っ張り出そうと試してください。
※ただし、力まかせに無理やり引っ張ったり回したりせず、鍵穴のピンを戻すイメージでやってください。
何度かやっているうちに鍵がスッと抜けます。
鍵穴専用の潤滑油を流し入れる
鍵穴の中にあるバネやピンの動きが悪くて抜けにくくなっているかも知れません。
この場合は、鍵穴専用の潤滑油を鍵が刺さっているスキマから鍵穴に流し込みます。
※絶対にクレ556や台所にある食用油を使ってはダメです。
潤滑油を流し込んだ後に、潤滑油を全体になじませる為に鍵を持ってガチャガチャと左右に回したり抜き差しをしてください。
全体に潤滑油がなじみ、ピンやバネの動きがスムーズになれば鍵は簡単に抜けます。
どの方法でも抜けなかったときは鍵業者を呼ぶ
力づくで引っ張ったり、ペンチで抜こうとすると、鍵穴内部の繊細な部品が壊れてしまい最悪の場合、鍵まるごと交換しないといけなくなります。
そうなると、費用も時間もかかってしまうので、自分で出来ることをやった上でどうしても鍵が抜けないのであれば、鍵屋さんに来てもらうしかないです。
ただ、スマホで鍵業者を検索するとたくさんの鍵業者が出てくるので、どこの業者を選べばいいのかきっと迷われるはずです。
業者によっては作業が終わってから高額な値段を請求する悪徳業者や困ったときに足元を見て不当な金額を請求してくるぼったくり業者がなかにはごく一部いるので、騙されないためにも信頼出来る鍵屋さんを選ぶ必要があります。
ここでは全国対応可能な鍵業者をランキングで紹介していますので、もしよければ業者選びの参考にしてみてください。
少しでも参考になれば幸いです。
鍵が抜けないからといってこれだけはやってはダメな3つのコト
そうならないためにも、鍵を抜くときにやってはダメな3つのことをまとめました。
力まかせに鍵を回したり引き抜こうとしてはダメ
はやく解決したいという気持ちからどんどん焦ってしまい、力まかせに鍵を回したり引っ張り出そうとしませんでしたか。
それを続けると意外と簡単に鍵って折れしまうので、やめたほうがいいですよ。
また、鍵穴の内部にある繊細なバネやピンが壊れて鍵自体使えなくなることもあるので、力まかせに解決しようとするのはやめましょう。
ペンチでつまんで引っぱり出してはダメ
これも良くない方法です。
ペンチを使うと鍵が抜ける可能性はとても高くなりますが、鍵穴の中が壊れます。
その鍵が使えなくなってもよかったら、ペンチを使って力いっぱい引き抜くのもいいですが、今後もその鍵を使っていくのであれば、ペンチで強引に引き抜くのはやめておきましょう。
クレ556やサラダ油などの油を潤滑油として使ってはダメ
油をさして鍵を滑らし抜こうとするのはいい考えですが、工具箱に入っているクレ556やキッチンにあるサラダ油や食用油を絶対に鍵穴へ入れてはいけません。
鍵穴に使う油は、必ず鍵穴専用の潤滑油を使用してください。
その結果、鍵が抜けなくなったり鍵が入らなくなってしまいます。
そもそもこの原因を取り除くことで鍵は抜ける
鍵が抜けなくなる主な原因は、鍵穴のメンテナンス不足です。
メンテナンス不足って言われても正直、鍵穴なんて普段意識することもなければ掃除したことなんて一回もないですよね。
なので鍵穴内部に鍵が抜けなくなる原因となるホコリや異物がたまっているんです。
また鍵穴には、鍵をスムーズに回すための潤滑油があらかじめ付けられてますが、長年使っているとその潤滑油がなくなってきて、鍵がスムーズに回らなくなってしまうんです。
他にも、鍵自体のすり減りや曲がり・摩耗によって回らなくなります。
もしあなたの鍵がスパッと抜けたときは、今後焦らなくするためにもこの原因を取り除いておくべきです。
鍵が抜けなる原因を取り除いておく
状況 | 予防法 |
ホコリ・異物が溜まっている | 掃除機、エアダスターで取り除く |
潤滑油不足 | 鍵穴専用の潤滑油をさす |
鍵穴の違和感 | 鍵穴専用の潤滑油をさす |
鍵穴の故障 | 新品と交換 |
鍵の摩耗 | 合鍵の作製 |
鍵穴のメンテナンスをする
何十年と鍵を使っていると当然のことながら鍵穴は劣化・摩耗します。
そうなると、突然鍵が抜けなくなったり、回らなくなるといったトラブルが発生しやすくなります。
突然のトラブルを避けるためにも、普段から鍵穴に違和感を感じていたり、5回に1回ぐらいの割合で鍵に異変を感じだったら、新品と交換するか、油をさしておきましょう。
鍵の滑りをよくするために鍵穴専用の潤滑油をさす
油をさすときは、クレ556やサラダ油などの油を潤滑油として使ってはダメのところでも言いましたが、鍵穴専用以外の潤滑油を使うのは厳禁です。
クレ556を使ったその瞬間だけは、もしかするとなめらかに動くかも知れませんが、時間が経つにつれて鍵穴の中でクレ556やサラダ油の成分がホコリやゴミと結びつきカチっと固まってしまうんです。
こうなってしまうと、もう後戻りは無理・・・。
鍵ごとドアから取り外して中身を分解&洗浄しないと使うことすら出来なくなります。(この分解&洗浄作業は素人では難しい)
なので、クレ556やサラダ油などの油を潤滑油として絶対に使ってはいけません。
滑りを良くするために潤滑油を使うならホームセンターやネットで数百円〜千円程度で売っている鍵穴専用の潤滑油を使いましょう。
鍵穴にたまったゴミやホコリは掃除機やエアダスターで取る
鍵穴を覗いたときにかき出して取れそうなホコリやゴミが付いていても、爪楊枝や折れそうな細い棒で取り出そうとしてはいけません。
そんなゴミを見つけたときは、掃除機で吸い取るか、パソコンのキーボード等を掃除するときに使うエアダスターを使って一気に吹き飛ばしましょう。
このエアダスターは、家電量販店かネットで簡単に購入できますし、エアコンのフィルターやちょっとしたスキマの掃除をするときに結構重宝するので、1本手元にあってもいいと思います。オススメですよ。
鍵のメンテナンスをする
鍵の溝や凹凸部分に鉛筆の黒鉛を塗ってなめらかにする
鍵の溝の部分を鉛筆(6Bの濃い鉛筆がオススメ)でなぞり鍵穴に抜き差しするだけという簡単な方法です。
ただ、鉛筆でなぞってスグにポケットやカバンに入れると周りが真っ黒になってしまうので、ある程度なじむまでは、鍵の持ち運びに気をつけましょう。
引用元:MIWAトップページ > 鍵に関するご質問・ご相談 > 鍵が抜けにくい・差しにくい
合鍵から作った鍵使わない
メインの鍵(本鍵)から作った合鍵ではなく、合鍵をベースに作った合鍵を使うのはよくありません。
◯ メイン鍵(本鍵) → 合鍵
✕ 合鍵 → 合鍵
合鍵とメインの鍵(本鍵)を見比べてみると全く同じように見えますが、実際は100%同じカタチではありません。
目で見ても分からないほんのわずかにズレがある合鍵からさらに合鍵を作ると、その合鍵はメイン鍵(本鍵)と比べると形が異なってきます。
技術がない鍵屋さんや安くで合鍵を作ってくれるところは、とくにそのズレが大きくなります。
ズレがある合鍵でも、鍵を開閉することは可能なんですが、何年も使っていると鍵穴内部や合鍵自体が傷んでしまい、最悪の場合、鍵が抜けなくなったり鍵が回らなくなってしまいます。
なので、鍵のトラブルになりやすい合鍵から合鍵を作ることはやめて、合鍵はメイン鍵(本鍵)から作成してください。
また、現在ズレた合鍵を使っているのであれば、スグに使うのはやめてメイン鍵(本鍵)から作成した合鍵を使ってください。
あなたの鍵が無事抜けることを祈ります!