バイクのエンジンを掛けようと鍵を探したが、いつもあるはずのところに鍵がない…
そんな状況でとても焦っているあなたへ向けてバイク・原付きの鍵を紛失してしまった時の対処法を解説していきます。
目次
バイク・原付きの鍵を紛失した時の対処法
まず結論から言いますと、とにかく一刻も早くバイクを動かしたいのであれば、鍵専門業者へ連絡をして現場で鍵の作成をしてもらうことが早い解決となります。
バイクの種類・鍵の形によって作れない鍵もありますが、通常のギザギザの鍵であれば業者到着から約30分程で作成してもらえますので、急いでいるあなたについては、鍵専門業者をオススメします!
鍵専門業者の依頼の仕方は、スマホで「○○○(地域) バイク 鍵紛失」と検索してヒットしたところに電話を掛けて見て下さい。
全国各地対応可能な鍵業者一覧をまとめているので、参考にしてください。
今、手持ちのお金がない場合やクレジットカードしか持っていないでも、後日銀行振込やクレジットカードでお支払が出来るところもあるので、電話をした際に確認してみてください。
ただし、鍵専門業者に鍵を開けてもらうには、防犯上バイクの所有者でなければ鍵を開けてもらえません。
本人確認として身分証明書の提示が必要ですが、あなたはバイクを運転しているので、運転免許証を見せれば問題ありません。
もし外出先で鍵を入れているカバンごと紛失してしまって財布も運転免許証も手元にない場合は、下記のものが必要となります。(おそらくこれも手元にないと思います)
- 学生証
- パスポート
- 外国人登録証
- 複数の公共料金の明細(名前・住所が記載されているもの)
一度鍵専門業者へ電話をして状況を説明した上で、身分証明書がなければ対応が出来ないと言われた場合は、頭を切り替えて自宅へ帰る方法を考えましょう。
自宅へ帰る方法としては、きちんと状況を説明して帰りの交通費(上限1,000円)を警察に借りるか、友人にお金を借りるか、最悪徒歩で帰らないといけません。
もし自宅の鍵も一緒に紛失してしまっているのであれば、こちらに自宅の鍵紛失時の対処法を書いていますので、参考にして下さい。
>>賃貸の鍵紛失時の対処法
急いでいる時のバイク鍵紛失時対処法
鍵専門業者へバイク・原付きの鍵開け・鍵交換を依頼した時のかかるおおよその金額は、
鍵開錠 5,000円〜 鍵交換 12,000円〜 となります。
これは、バイクの種類や鍵の形状によって金額は違うので、最低金額と考えて下さい。
実際に掛かる費用は、鍵専門業者に見積もりを取った上で確認をしましょう。
バイクの鍵だけを開ける作業 5,000円〜
合鍵が家にはあるが駐車禁止のところに駐車してしまっていて、スグにバイクを移動させないといけない場合、鍵がないとバイクの移動は困難になります。
そこで、とりあえず移動させるためにハンドルロックを開錠するだけであれば、大体5,000円〜となります。
また原付きで多くあるケースが、上着に鍵を入れたままメットインに入れて、そのまま蓋を閉めてしまい鍵を閉じ込めてしまうパターンです。
この場合も合鍵を作る必要は無く、メットインロックの開錠のみの作業になりますので、金額は上記と同じ5,000円〜となります。
バイクを走行させるための作業 12,000円〜
ツーリング先で鍵を紛失して合鍵を取りに帰る時間がない状況や、家に合鍵はあるが一刻も早くバイクを動かさないといけない状況であれば、その場で鍵を1から作る必要があります。
バイクの種類や鍵の形状によってかかる費用は違いますが、鍵穴から鍵を作ることは可能ですので、一度鍵専門業者へ電話をして相談をしてみましょう。
最近では、イモビライザーが付いているバイクは、簡単に鍵を開けることが出来ないので、鍵専門業者へ電話をするときは、イモビライザーが付いているバイクであることを必ず伝えてください。
現場に来てイモビライザー付きのバイクだと分かれば、作業が出来ず、出張料のみ掛かることがあるので、無駄な時間・無駄な出費を減らすためにも、事前に電話をした時に説明をしておきましょう。
イモビライザーキーの場合は、バイクを購入した店舗かバイク屋さんにバイクを持ち込んで、キーシリンダーを取り外してメーカーへキーシリンダーごと送って、メーカーで鍵を作ってもらうという流れになります。
この場合、高額になることが多いので、事前にバイク屋さんに確認してください。
時間がある時のバイク鍵交換の流れ
ネイキッドタイプでも、原付きでもバイクにはエンジン・ガソリン注入口・メットイン・シート・ヘルメットロックなど鍵穴が1つではなく、複数ヶ所あります。
鍵を交換する場合、この全てのキーシリンダーを取り替えるパターンと、キーシリンダーに合う鍵を作るパターンがあります。
全てのキーシリンダーを取り替えるパターン
マスターキーもスペアキーも完全に紛失してしまったうえ、鍵穴から鍵を作れないのであれば、バイクを購入した店舗へ行くかバイク業者にバイクを預けて、全ての鍵を取り替える方法があります。
キーシリンダーも鍵も新しくなるので気持ちよくバイクを使うことが出来ますが、部品を新しくする分、費用も大きく掛かってきます。
交換する鍵の個数や車種によって費用は異なりますが大体20,000円〜で作成してもらえます。
また、キーシリンダーから鍵を作成する事も可能ですが、どちらにしてもキーシリンダーをまるごと取る必要があるので、バイク屋さんへ行き専門家にお願いするのが一番早くて手っ取り早い方法です。
キーシリンダーの刻印から鍵を作ってもらう方法
純正のバイクであれば、キーシリンダーに8桁〜10桁の番号が刻印されています。
(古いバイクや逆に最近の新しいバイク、社外品の鍵が取り付けられているバイクなどには、刻印されていなかったり、擦り切れてなくなっていたりします)
このキーシリンダーの刻印番号から鍵を作成することが可能です。
では、そのキーシリンダーの刻印番号はどこに書いてあるかと言うと、メインキーを差し込む穴のキャップの裏側やキーシリンダー本体に書いてあったり、ホンダはガスキャップ、ヤマハはイグニッション、カワサキはヘルメットホルダーなどに書いてある事があります。
ただし防犯上、簡単にはこの刻印番号を見ることが出来ないので、バイクを分解するか、鍵穴を壊さないといけません。
なので、バイクに詳しい人やバイクを組み立てたことがある人向けの対処法となります。
なんとか刻印番号がわかった場合は、その刻印番号をメモして鍵専門業者かバイク屋さんにお願いをするか、ネットで刻印番号から鍵を作ってもらえるところがあるのでそちらに依頼をしましょう。
まとめ
バイク・原付きの鍵を紛失してしまったらまずは安全確認をして、その状況にあわせて鍵専門業者へ依頼をするか、自宅にあるスペアキーを取りに行きましょう。
鍵専門業者へバイク・原付きの鍵開け・鍵交換を依頼した時のかかるおおよその金額は、鍵開錠 5,000円〜 鍵交換 12,000円〜 となります。
時間に余裕がある時は、バイク屋さんにバイクを持ち込んで全てのキーシリンダー取り替えか、キーシリンダーから鍵を作ってもらいましょう。
今後、鍵を落とさないようにキーホルダーを付けるか、紛失してもスグに対処が出来るようにスペアキーをあらかじめ作っておくなどの対策をしておいてくださいね!