賃貸住宅の場合、管理会社や大家さんがあなたの家の合鍵を持っていることが多いのですが、

UR賃貸住宅では、マスターキーはあなたが持っているものしかなく、残念ながら管理会社では管理されていません。

なので鍵を紛失してしまった時は、町の鍵専門業者に頼むか、最悪の場合、窓を割って強引に入るしか方法はありません。

間違っても、ヘアピンや針金などで鍵穴にモノを突っ込んで開けようとしてはダメです！
鍵はそんな簡単に開けることはできない上に、鍵穴にモノが詰まってしまうと開けるために余計な時間と費用がかかってしまいます。

絶対にやめておきましょう！

窓を割って強引に入る場合、割った後の片付けや窓の修理費用、修理までの時間、周囲の人の目があると思うので、火事や中の人が倒れているなどの超緊急事態以外は極力避けて他の方法を考えましょう。

ここでは、鍵専門業者に依頼する時のポイントと鍵交換について、そして退去時の鍵返却に関する説明をしていきます。

 UR賃貸住宅の鍵を紛失した時の対処法

鍵専門業者に玄関の鍵を開けてもらう依頼をする

鍵専門業者へ依頼をすると、即日対応してもらえるので急いでいるときや、時間がない時に有効な解決法です。

依頼時間(深夜・早朝)や防犯レベルによって作業料金が変わってきますので、依頼をする際は、鍵の種類(メーカー名や鍵の形状など）細かな情報を伝えておきましょう。

今まで鍵業者を頼んだことがないあなたが、どこの業者へ依頼をすればいいのかと言うと、ざっくりですが、口コミ・評判、オペレーターの対応が良く、料金設定も分かりやすくて、しかもすぐに駆けつけてくれる業者がおすすめです。

スマホで検索して、上位表示された業者に頼むのもいいのですが、作業後に高額な金額を請求してくる悪質業者もいるので気を付けてくださいね。

関連記事　＞＞鍵専門業者5社の電話対応を徹底比較

鍵専門業者へ依頼をする時の注意ポイント

まず自宅まできてもらえる鍵専門業者を調べないといけません。

鍵専門業者リストで良いところがピンとこなかった時は、スマホで「◯◯(地域)  鍵紛失」と検索をしてヒットした業者へ連絡をしてください。

ただしここで気をつけないといけないのが、１社だけに連絡をして即依頼をする事は避けた方がいいでしょう。

なぜなら、あなたは今不安と焦りでとにかく鍵を開けて家に入りたい気持ちが強いはずなので、業者に来てもらった手前、現場で予想以上の金額を提示されても納得はしないが「開けて下さい」とお願いをしてしまうと思います。

あなたが納得した上での金額であれば大丈夫ですが、

「えっ、そんなに高いの！？なんか騙されてるんじゃないかな。」

「ホームページでは鍵開け6,000円って書いていたのに、そんなに高いの！？別の業者に値段の確認しておけばよかった。せっかく来てもらったし、今開けてほしいから…お願いしようか」

という気持ちにならないために、１社だけに即依頼をするのではなく、２〜３社に電話をして大体の金額を知ることが大切です。

鍵を失くしてショックを受けている状況なのは分かります。

ここで鍵専門業者選びを間違えて、さらにショックを受けないためにも、落ち着いて冷静な判断が必要になります。

とりあえず、深呼吸をして落ち着いてください。

鍵専門業者に鍵の交換を依頼すると、出張費・鍵そのものの代金も含めて値段は14,000円前後〜が相場になりますが、特殊な鍵になればなるほど値段は高くなるので、鍵専門業者に連絡をする際に、どれくらい金額が掛かるのかを聞いておきましょう。

ホームページに、鍵交換費用6,000円〜と書いていても、あなたの鍵が6,000円で交換できるとは限りませんので必ず電話で確認が必要です。

電話では、「現場で鍵の種類を見ないと分かりません」と言われてしまうかも知れませんが、
思った以上に高くついてしまった場合や後々のトラブルを避けるためにも、電話で鍵の形や種類を伝えて、大体の金額を聞いておきましょう。

UR賃貸は自宅の鍵交換を勝手にしても大丈夫なのか？

結論から言いますと、自己判断で鍵交換をしても大丈夫です。貸主に許可を得る必要はありません。

ただし、ドアに穴を開けたりキズを付けるような加工はしてはダメです。

今ある鍵をはずして、そこにきっちりとはまる鍵であればにはなにも問題はありません。なので、鍵を完全に失くしてしまった場合は、業者に鍵を開けてもらった際に鍵の交換までおこなってもらうのがいいでしょう。

下記、UR賃貸を契約した時にもらったはずの”住まいのしおり”に鍵に関する項目がありましたので、載せておきます。

住まいのしおり　第二編　住宅・設備等のご案内　(６)鍵

皆さまの住宅の鍵は、住宅と一緒にあなたにお貸ししたものです。
この鍵は、皆さまの生命、財産を保護し、プライバシーを守ってくれる大切な物です。鍵を紛失してり、盗難にあった場合でも、皆さまの住宅を開ける鍵(マスターキー)は、UR都市機構にはありません。皆さまが鍵を紛失されたため、防犯上危ないと思われる時は、シリンダー錠部分の取り替えを自費で行って下さい。
なお、鍵に住戸番号や名前を書いた札をつけることは、紛失したときに危険ですので、絶対におやめください。

引用元：住まいのしおり　第二編　住宅・設備等のご案内　２玄関　(６)鍵

退去時の鍵返却

引っ越しをするときには必ず、契約時にもらった鍵の本数(通常は３本)をそのまま返却しなければいけません。

その鍵を紛失してしまったり、いくら探しても見つからない場合は、鍵交換費用を支払わなければいけない必要があります。

その際は、一度あなたが住んでいる地域のUR都市機構の住まいセンターへ電話をしていくらかかるのかを確認しておきましょう。

緊急の場合はあなたが住んでいるUR賃貸住宅の管理サービス事務所等に掲示されている緊急連絡先にお電話ください。

UR賃貸住宅お問合わせ先一覧

←この表は左右に動かせます→

参照元：UR都市機構　お問合わせ一覧

“住まいのしおり”に退去時の鍵の返却に関して記載がありますので、こちらも載せておきます。

（3）「鍵」の返還

入居時にお渡しした住宅の「鍵」3 本（1K 単身住宅は 2 本または 3 本・高齢者向け優良 賃貸住宅は 5 本）は、住宅とともに皆さまに貸 与されたものです。退去の際は全部の「鍵」を管 理サービス事務所または管理連絡員に引き渡して ください。当初渡された「鍵」を紛失されている 場合は、シリンダー錠の取替えが必要となるため、 その費用をお支払いいただきます。

引用元：住まいのしおり　第二編　住宅・設備等のご案内　１０退去の手続き　(３)鍵の返還

まとめ

UR賃貸住宅の鍵を紛失してしまった時は、鍵専門業者へ連絡をして鍵を開けてください。

関連記事　＞＞主要鍵業者12社の特徴を徹底紹介！その中でもおすすめの鍵業者３選

鍵を紛失してショックで焦る気持ちも分かりますが鍵専門業者へ依頼をする際は、１社だけではなく、２〜３社に電話をして、だいたいどれくらいの費用がかかるのかを知っておくことが大切です。

鍵の種類にもよりますが、主張費・鍵そのものの代金も含めて値段は14,000円前後〜が相場になりますので、相場を頭に入れながら電話をしましょう。

深呼吸をして、落ち着いて判断してくださいね。

スムーズに鍵が開くことを祈ります。